一本の欅から色づいてくように

日向坂46はけやき坂46から改名したグループ。日向坂46が新しく生まれたのではなくて、元々けやき坂46という、欅坂46の妹分として存在していた。「新しく生まれた」ことを強調するならけやき坂46が出来た時に言うのがしっくりくる。

 だからこのツイートのように、「改名したので改名前の楽曲をあまり披露しなくなる」ことへの不満を抱くというのはとても良く分かる。

百歩譲って、「ひらがなけやき」「ひらがなで恋したい」という楽曲は改名前のグループに沿ったタイトルだからやらないようになったとしても、その他の楽曲は普通に日向坂46になってもやれば良いじゃない。

それとも、日向坂46がけやき坂46の楽曲をやるのは「カバー」したことになるのか。改名したことで明るくて爽やかな雰囲気になったし、欅坂46からの脱却を意味するものであったことは分かるけど。

メジャーデビューしているのにまたメジャーデビューしたみたいな感じなのだろうかw 

欅坂46「風に吹かれても」のカップリング曲に「NO WAR in the future」があって、これはけやき坂46名義だ。日向坂46になっても歌っている。フェスで参戦するとほぼ歌っているようだ。だから全曲封印しているのか、というとそういうことでもない。

それなら普通にけやき坂46と名乗っていた頃の楽曲を歌えば良いと思う。筆者が参加したMBS音祭り2019やUSJライブでは、セットリストを置きに行きすぎて面白みに欠けていた。

日向坂46になってから、良い曲はあるものの平凡な出来の楽曲も出てくるようになってきて、そういうところもその面白みと盛り上がりに欠ける一因だったのかもしれない。

けやき坂46は1stアルバムをリリースしているから楽曲のレパートリーにはさほど困らない。皮肉にも、良い曲が多いし。だからこのツイートのような声が上がってくるのだろう。

来週、日向坂46は単独コンサートをやる。チャンスだよ、ワクワクするセットリストを組める。

けやき坂46と日向坂46は間に区切りを入れるものではない。ずっとつながっているのだから。 だから過去と今とか言わずに、全部自分たちの歌なのだからこれからも大切に歌って欲しい。