蒸気嫌(じょうきげん)

「蒸気船ウィリー」はミッキーマウスのデビュー作でしたっけ。

「蒸気船ウィリー」は音楽が流れているけど色はなし、声もほとんどない。色は白黒ではなくてセピア色、古いフィルム特有のノイズが画面に乗っている。

ミッキーマウスに意地悪をするのはピート。以降、ピートはミッキーマウスの敵。良い奴ばかりではアニメは成り立たないからなー。とは言え、そこはウォルトディズニー、どこか憎めない敵なのだ。

このアニメーションで面白いと思った場面がある。ヤギが楽譜を食べてしまう場面。ミッキーマウスがヤギの口を開いて引っ張り出そうとすると、楽譜のメロディーだけが口から流れてくる。紙は消化してしまった(ヤギの好物だからw)けど、音符だけは残った。

それで、しっぽをオルゴールみたいにぐるぐる回すと音楽を奏でるのだ。ここは笑ってしまった。アメリカのユーモアやジョークは日本人が見てもとっつきやすいので助かる。

人間があまり美形ではないのはディズニー作品の特徴の1つに見えるw 動物…と言って良いのかは分からないけど人より動物たちの方が愛らしく、魅力がある。人がみんな釣り目だものw

こんなことを言うと頭から蒸気が沸いたウィリー何某が登場しそうなので、この辺で。